高知市こども劇場は2021年1月17日をもって50周年を迎えました。
語っても語りつくせないほどの歴史と観劇をはじめ様々な活動への思いを、高知新聞の松田さやか記者に何度も何度も足を運び取材して頂き、3回の連載記事にまとめ上げていただきました。
記事の一部を引用させていただきます。
「子ども向けの舞台ってどんなのかな?と思っていたら、大人の鑑賞にも堪えられる作品がどんどん来て、『これは楽しい』と、はまりました。」
https://www.kochinews.co.jp/article/449474/
これは本当にそうで、子ども向けでもおとなも同等に楽しめます。
子ども(幼児)とは幼児向けの作品を一緒に鑑賞し、同時期の(対象年齢が高めの)他の作品には託児を利用しておとなだけで参加する、というケースも劇場ではよく見られる光景です。
「孤独な子育てに行き詰まり、わらべ歌の会に参加。運営するおばあちゃん世代の会員たちと親しくなり、5年前に入会した」
https://www.kochinews.co.jp/article/450080/
劇場で仲良くなると、出産するときなどに気にかけてもらえたり、普段から密なつながりができて子育てが孤独ではなくなります!
「劇はまだ難しいかなと思っていましたが、子どもたちも例会が大好き。想像力が刺激され、大切な体験をしていると思う。劇場に行くと『大きくなったね』と一緒に成長を感じてくれる人たちがいて、励みにもなる」
https://www.kochinews.co.jp/article/450080/
定期鑑賞例会では毎回おなじみのメンバーと顔を合わせるので、そのたびに我が子以外の子どもたちの成長を喜び合う場でもあります。
子どもたちも親以外の顔見知りのたくさんのおとなたちが見守る温かいコミュニティの中で安心して成長しています。
少子化の進行に加え、塾、習い事など子どもの多忙化、ゲームやスマートフォンの普及…。生活環境の大きな変化を背景に、「舞台を見ることが選ばれなくなってきた」
https://www.kochinews.co.jp/article/449794/
学校や塾からのたくさんの課題やネット化する社会環境の中で、私たちの劇を楽しむ活動を続けていくことも厳しい時代を迎えています。
そんな50年の節目に、私たちの活動が、子どもたちの未来に心のゆとりや親子の絆を紡ぐ貴重なものであることを見事に記事に描いて頂き感無量です。
これからも時代の荒波にもまれながらも信念をもって地道な活動を続けていきたいと心にきざんだことでした。
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