ファーストキッス田植え体験2021
~高知けいば騎手会との稲作体験~

今年9年目を迎えた高知けいば騎手会の皆さんとの稲作体験。昨年に引き続き、新型コロナウイルスはまだ世の中に暗い影響を与えています。
しかし、去年でさえも実施を決めた私たち(共催の騎手会・南国市コメ農家の吉本正仁さん・こども劇場)の心はひとつ。去年行った感染対策をしっかり守ることを足掛かりに、行事を行うことに決めました。

ファーストキッス田植え体験

 4月5日(月) 10:50~12:00 JA高知県日章支所 
 49名参加(こども劇場33/高知けいば騎手会16)

新型コロナウイルス感染対策に十分に留意し、参加者もスタッフもご協力いただいている他団体の皆さん (JA高知県土長地区・南国市消防署・南国市消防団・高知県競馬組合) も全員、マスク着用・検温・正しい手洗いと手指消毒を徹底しました。活動は屋外のみとし、機械での田植えはハンドルに都度消毒が必要な上に、「密接」に当たると判断。手植えと消防車を使っての田んぼへの水張りのみとしました。

去年に引き続き、風の強いお天気でした。
「天気を見誤った…」と半袖姿の西川敏弘騎手が細い体を震わせていました。
ちょっと寒かったのが玉にキズでしたが、これだけ風があればウイルスはどこにも留まることはできなかったでしょう。
メインの行事は田植え体験なのですが、今年は消防車での水張りが特に好評。
放水の際には、子どもも騎手さんも消防服を着せてもらいます。それが暖かいの何の。
「ずっとこのままでいたい」「俺も」
という子どもと騎手さんの誤解されそうな会話が聞こえてきたとかこないとか。
寒くても仲良く元気に田植えを行うことができました!

新型コロナに感染してよいはずがないことは誰しも同じですが、ことさら代わりのきかない騎手さんたちが、去年の春から迷うことなくこの行事を尊重してくれていることに唯々感謝しています。
「とにかくやろう。吉本さんと話してやることに決めたから」
倉兼育康騎手会長から連絡をいただいたのは、こども劇場が田植えをぜひ実施したいけれどそれを持ちかけてよいか迷っていた時のことでした。
中止にしてリスクをゼロにすることは簡単です。
だけどこの8年間で、この行事はみんなの「居場所」になりました。子どもたちが自然にふれあう場所、我が子と騎手さんが楽しむ様子にお母さんが目を細める場所、騎手さんに会えるのが楽しみな場所、顔見知りになった消防団員さんや農協の皆さん、心強い応援団の吉本さん、みんなの心の居場所です。
規模が縮小されても制限されても、この場所は守っていきたい。心がしんどい今だからこそ、この心の居場所を守っていきたい。そんな思いがみんなを動かしています。

【byみさこ】

今春はお怪我をされてお会いできなかった騎手さんが多かったです。夏にはご一緒できますように!

稲作体験を支えて下さる皆さん「いつもありがとうございます!」

●南国市コメ農家 吉本正仁さん(稲作指導・農地の提供)
●JA高知県土長地区の皆さん(稲作指導・施設提供・飲み物の差し入れ)
●南国市消防署の皆さん・南国市消防団の皆さん(放水体験・行事協力)
●高知県競馬組合の皆さん(行事協力)

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