高知市こども劇場50周年記念フェスティバル~『まなぶ』報告

2021年5月1日(土)・2日(日) 高知市文化プラザかるぽーとにて
Let’s 5o!!みんなぁあつまれ~高知市こども劇場50周年記念フェスティバル~
(特非)高知市こども劇場 主催・(公財)高知市文化振興事業団 共催

を無事に開催できたことをご報告します!
多くの方にご来場、ご尽力いただき本当にありがとうございました。

『まなぶ』をテーマにした3つのワークショップの報告です。


劇団によるワークショップを行いました。
これまでこども劇場で行ったワークショップの中でも人気の高かったものを選りすぐりました。

ちかぽんとあそぼう
誰も見たことのない生き物つくり
チカパンのパントマイム道場

ワークショップ報告

ちかぽんとあそぼう

あそんでくれた人
田村千賀(高知リトルプレイヤーズシアター)
対象:小学生 日時:5/1(土) 11:00~12:00
場所:会場5

 開始時間が近づくと、ちかぽんの魔法にかかったように子どもたちの目が輝きだします。みんなで輪になり自己紹介からスタート。自分の好きなものをひとりずつ順番に言うルール。
 そのあとは、学年順に部屋のすみに並んで、順番にちかぽんの指示のとおり身体を動かしながら部屋の反対側まで行って帰ってくるゲームのはじまり。
 そして、ワークショップもクライマックス。ちかぽんの指示で「木」と言われれば子どもたちが木になりきる。「掃除機」と言われれば掃除機に。風でゆらゆら揺れる木になる子もいれば、微動だにしない大木になる子も。みんなそれぞれに工夫を凝らしてお題に従ってなりきります。
 あっというまのワークショップが終わったら、汗びっしょりになって満足気な表情の子どもたちでした。

誰も見たことのない生き物つくり

あそんでくれた人
永野むつみ(人形劇団ひぽぽたあむ)
対象:小学生 日時:5/1(土) 13:00~14:00
場所:会場5

「ここは東急ハンズの文具売り場?」と思わず口からでてしまいました。
 袋、紙、ハサミ、テープ、シール、紐など沢山の種類のカラフルな文具が会場中央に並べられました。それぞれの材料や道具は、形や色 使い方が違うものがいっぱい。選ぶところから心掴まれた子どもたち。子どもの感性を大切にするむつみさん。
 スタッフが子どもに口を出すと、むつみさんにたしなめられる場面も。むつみさんの楽しいお喋りを聞きながら、子どもたちは自由な発想で、愉快な生き物を仕上げていました。
 ロビー交流では、参加者が人形を作り、それを歩かせたりするパフォーマンスに挑戦。人形遣いになった参加者は、貴重な体験ができて楽しそうでした。

チカパンのパントマイム道場

あそんでくれた人
チカパン(パントマイムプラネット)
対象:小学生 日時:5/1(土)16:30~17:00
場所:会場5

 パントマイマーのチカパンにパントマイムを教えてもらいました。『パントマイム』とは、見えないものがそこに本当に存在するかのように体の動きで表現するテクニックです。ちょっと難しそう?いやいや大丈夫!子どもたちはすぐコツを覚え、チカパンが次々とくりだす技を取得していきます。
「壁にぶつかり、壁を切り取り、壁をのりこえる」や「熱い大地を駆け抜ける」などいろいろな場面を演じました。あっという間の30分。子どももおとなも体をいっぱい使ってパントマイマーになりきりました。

これまでこども劇場はたくさんのワークショップを行ってきました。
そこでは「学ぶ」のではなくて、あそびの中で子どもたちの心を解きほぐし、それぞれの心の動きを経て「育つ」ことを目指しています。
コロナ禍で表現の場、心の解放が失われている子どもたちに必要な場所だと思うのです。

※本ワークショップは、「Let’s 5o!!みんなぁあつまれ~高知市こども劇場50周年記念フェスティバル~」における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに沿って行われました。

本事業は、以下助成金の協力を得て実現しています。
公益社団法人企業メセナ協議会 2021 芸術・文化による社会創造ファンド
四国労働金庫 社会貢献活動助成金制度
公益財団法人高知新聞厚生文化事業団 事業助成

高知市こども劇場創立50周年記念事業
フェスティバル実行委員会

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