子どもとおとなが一緒に年4回、生の舞台(演劇・音楽・人形劇など)を楽しみます。
定期的・継続的に観るので、舞台鑑賞(定)例会と言います。
2022年9月23日(金・祝)11:00/14:00開演、 高知県立県民文化ホール第5多目的室 にて、
《幼児例会》劇団むう『 てんぐちゃん』 が上演されました。
『おこんじょうるり』は、2010年12月に続き、2度目の上演でしたが、『てんぐちゃん』は初めての出会い。何度も台本を書き直したと聞いていたので、どんな作品になっているのかワクワクしていました。
人間ではない妖怪ものをやりたいと思っていた時に、原作となった〈もりやまみやこさんの本〉に出会って、てんぐちゃんの絵に一目惚れ。てんぐのお芝居をつくろうと決心したそうです。
しかし、空を飛ぶてんぐを、人間の役者がどうやって演じるのか試行錯誤し、何度も作り直した結果の舞台だったそうです。笑いが起きる楽しい演出で、ちゃんとてんぐちゃんは空を飛んでいましたよ。
初めて例会を観に来た男の子は、上演前はてんぐが怖いと思っていたようで、目を閉じて緊張した様子。しかし、お芝居が始まると、身を乗り出すように楽しそうに観ていて、帰りは笑顔でした。
よかった!
てんぐちゃん、オニ坊、亀じいさん、それぞれの『大事なもの』を捜すなかで、物ではない本当に『大事なもの』に気付いて、温かい気持ちになれた舞台でした。
【むっち~】
頭に〈ときん〉、手には〈団扇〉を持った例会当番の子どもとおとなの姿が、会場の雰囲気を盛り上げました。