子どもとおとなが一緒に年4回、生の舞台(演劇・音楽・人形劇など)を楽しみます。
定期的・継続的に観るので、舞台鑑賞(定)例会と言います。
2023年9月29日(金)19:00開演、 かるぽーと小ホール にて、《幼児例会》人形劇団京芸『へんてこげきじょう 』 が上演されました。
入り口ではパネルシアターになった登場人物がお出迎え。
お父さんやお母さん、おばあちゃんに連れられて会場に入るこども達!!
おじさんを着せ替えしてみたり、パネルに張られたものを自由に動かし楽しんでいる姿が可愛いです♡
会場内では、ござ席に子どもたち、その後ろにある椅子席に大人たちが座り、親と離れて子ども同士で観劇を楽しんでいる姿もみられました。
まず最初に例会当番の子どもたちによる「諸注意あいさつ」がありました。
人形劇は「京都から来た3人組です!!」という挨拶から始まり、最初の上演は『へろへろおじさん』でした。(原作:佐々木マキさん おじさんが手紙を出しに家から出たらいろいろあってヘロヘロになるという内容)
最初からみんな人形に釘づけです。おじさんが階段から転ぶ音「ダダダン!ダダダン!ダダダン!」でみんな爆笑。子どもたちはいろんな音が楽しいみたいで、風の音「ビュービュー」だったり鳥の鳴き声に反応していました。犬が手紙を持っていくとおじさんに教えようとする子がいたり、アイスクリームが落ちた時に思わず「あ!」と声に出たり(&わたしも)。おじさんの号泣に、みんなショックを感じている様子。落ちたアイスクリームも無駄にならず鳥のピーちゃんが食べていたのが良かったぁーと思わせてくれる人形劇でした。
わたしは無口なおじさんの最後の一言「おいしーぃ」が印象に残りましたが、みんなはどうだったのかなー。
次は『おなまえダンス』
おなまえダンスって何?どんなダンス?空かさずこどもたちからのツッコミもありながらの始まり始まり~
【て】のダンスを真剣に観ているこども達!手の動きと声にリズムが加わった!と思ったら、あらら・・・歌になってる~~~!!
子どもたちがものの名前を覚えたり、口にすることが楽しくなるように考えられている作品なんだなあと感じていると、舞台に“すっぽん”が登場!!
じーーーぃと無言で真剣に(なんだこれは…という感じ?で)みている子どももいたけれど、すっぽんダンスの「すっぽんぽん!」に笑いが起こり大人も子どもも楽しそうでした☆
最後の『ねずみの歯医者はじめます』は京芸さんのオリジナル作品です。
怪獣の大きな口を開ける姿に「こわい」という子どももいましたが、みんなねずみの歯医者さんの世界を楽しんでいる様子。
とはいえ、本当はあまり子どもたちの様子はわからず…理由はわたしも舞台に釘づけだったから(汗)。
演じている京芸さん、3人でのものすごい早業(動きの多さと速さと展開)で何役もこなしていることに驚きました。そんななか舞台は笑い声で包まれ、ドタバタ大忙しのねずみ(歯医者)さんたちも最後は落ち着きを取り戻してお話はおしまいです。
わたしはいろんな形の入歯をはめてみるシーンが好きでしたが、みんなはどこが気に入りましたか?歯の抜けたねずみさんも乳歯で良かったねー☆
寝る前には歯磨きしよう!とインプットできました。
人形劇終了後、へろへろおじさんに向かって手を振ったり、京芸さん(&人形)と写真を撮ったりして、「たのしかった!」と言いながら帰る子どもたち。お家に帰っておやすみ前にきっと歯磨きしているはず(親子で)。
京芸さんからこども劇場にいただいた色紙です♡
たいせつに飾らせていただきますね~。
これからも楽しい作品でこども達を笑顔にしてください☆
人形劇の不思議なところは人形の後ろに人がいても全く気にならないところ…不思議ですね!
子どもの舞台研究部RISA