【低学年】
かえるのそらとぶけんきゅうじょ (劇団うりんこ)

高知市こども劇場では、子どもとおとなが一緒に年4回、生の舞台(演劇・音楽・人形劇など)を楽しみます。定期的・継続的に会員が集って観るので、舞台鑑賞(定)例会と言います。

【低学年】
かえるのそらとぶけんきゅうじょ (劇団うりんこ)
2024 年 9 月 20 日 (金) 19:00 開演
高知市文化プラザかるぽーと 小ホール
開場は開演の20分前
 上演時間 1 時間
高知市文化プラザかるぽーと 小ホール

夢をカタチに、Step by Step !

ドングリの木に、カエルとアマガエルとトカゲが暮らしていました。
ある日、見たことのない毛むくじゃらがドングリの葉をバリバリと食べていました。
このままで葉がなくなってしまう!カエルは毛むくじゃらを見張ることに。
ところがある日、毛むくじゃらは、美しいチョウになって飛び立っていきました。
飛びたい…ぼくも空を飛びたい…
その日からカエルの空飛ぶ研究が始まり
…!?


MESSAGE

シンプルで、とても力強い物語に出会えました。
空を飛びたいと真剣に願うカエルくんと、その無謀な挑戦を見た親友のトカゲくんとアマガエルくんのお話。
「飛べるか飛べないかじゃない。飛びたいんだ!」
この舞台を観てくれた子ども達おとな達が、ふと遠く空を見上げてくれたら幸せです。

 演出 北村直樹

原作の紹介

村上勉さんはイラストレーターとしてのお仕事が多いですが、さとうさとる作品の挿絵を担当することが多く、『だれも知らない小さな国』や『おばあさんのひこうき』などは親世代にも懐かしいでしょう。
そんな村上勉さんが文と絵の両方を担当した最近の作品です。

観てきました 聞いてきました

2022 年 8 月に開催された❝子どもえんげき祭 in きしわだ❞の中に❝劇を観て語る会❞というプログラムがありました。演劇祭で上演された作品について、公演団体・パネラー・観客の三者で作品について話し合うもので劇を観た人は誰でも参加できます。この作品も参加していましたので、その時の内容をご紹介します。

まずはこの会にむけての事前 Q&A
Q1 この作品で子どもと共感したいのは?
A1 正解や達成に関わらず創意工夫や挑戦を重ねることの楽しさ、大切さ。

Q2 この作品で見つけたことがあれば
A2 「飛びたい」という希望を持った時、むしろ「飛べない」ことがとても大事だということ。「飛べない」から「飛びたい」

Q3 コロナ前とコロナ後でかわりましたか?
A3 「かえるのそらとぶけんきゅうじょ」の劇化が決定したのはコロナ真っ只中の 2020 年 9 月末。先が全く見えない閉塞感があったからこそ生まれた作品かもしれません。「夢はこなごな、夢はちりぢりでもあきらめない」の歌詞が、根性物語ではなく全人類に必要なワードとしてとどくのではないでしょうか?

そして当日お話しくださった中で印象に残ったのは
① コロナ禍でも作品作りをやめるつもりはなく、その閉塞感から生まれた作品ではあるが、コロナでなくても選んでいたと思う。
② 「成功した!」「万々歳!」ではなく、ちょっと飛べたことを認め合い喜び合うことで次へつながる発展途上であるというところでした。

岸和田では平土間上演でしたが、その少し前にあった❝子どもと舞台芸術大博覧会inKOFU❞ではホール上演も観ることができました。平場から見上げる迫力とホールの客席だから把握できた全貌の両方を知ることで、物語に没入できました。
今回はかるぽーと小ホールでの上演です。みなさんはどの位置からどんな味わい方ができるでしょうか?どうぞお楽しみに!

うりんこと高知市こども劇場

これまでのうりんこ作品を紹介します!みなさんはいくつ観ましたか?どれが印象に残っていますか?どの作品が好きですか?
1998 年 12 月『うちへかえれなくなったパパ』
2000 年 3 月『あいつこいつ君は誰?』
2004 年 3 月『ともだちやーともだちくるかなー』
2008 年 3 月『おとうさんはウルトラマン』
2010 年 9 月『パイレーツオブ花山田小学校』
2011 年 3 月『へんてこ長屋の赤おにドン平』
2015 年 9 月『はぐれ峠のわらい鬼』
2017 年 3 月『妥協点 P 』
2017 年 9 月『ともだちやーあいつもともだちー』
2020 年 10 月『キッドナップ・ツアー』

たくさんの作品で私たちを楽しませてくれました。今回の『かえるのそらとぶけんきゅうじょ』の 3 人は 2017 年の『ともだちやーあいつもともだち』と同じ役者さんです。

〜舞台を楽しむために〜

ミルくん
ミルくん

新型コロナウイルス感染対策について
マスクの着用が個人の判断に委ねることが基本となりました。
高知県の指針に基づき、引き続き感染対策に気をつけながら例会・イベントなどを実施していきます。
今後の感染状況によっては変更となる場合もあります。

特定非営利活動法人 高知市こども劇場

高知市八反町2丁目17-6 
TEL:088-879-7160 FAX:088-879-7161
E-Mail:npokgkochi@mc.pikara.ne.jp
開局時間
火曜日~金曜日 10:00~18:00
土曜日     10:00~17:00
(日、月、祝日および例会翌日は閉局)

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