『協賛広告』という形で高知市こども劇場の活動を支援して下さっている企業や団体の存在があります。
どのような方々がこども劇場を応援して下さっているのでしょうか……?
例会資料や広報紙など、一年を通じてこども劇場のいろんな場所で企業名を拝見していますが、活字だけでは触れられない「姿」を求めて、協賛企業の一つ『潮江アカデミー』さまに会いに行ってきました!2015.1.15(木)(以下、企業敬称略)
潮江アカデミーは、潮江東小校区にある学習塾です。2年前から高知市こども劇場に広告協賛をして下さっています。塾長の町田純一さんにお話をお伺いしました。
「塾」と言えば、「知識偏重・学力優先」の現代教育の象徴のようなものと捉えがち。でも、町田塾長は語ります。「子ども時代は、感性が伸びる大切な時期。勉強の成績なんかに悩んでその時期をムダにしてほしくないんです。その悩みの矢を抜いて、他のことに向けるパワーを守ってあげたいんです。」
子どもに関わるおとなとして、勉強だけに留まらず、子どもの人生に寄り添う気持ちも忘れない。相手に寄り添うためならば、時には父や母に、時には親友に、相手の望む姿になる。寄り添う資格を得る接し方・生き方を心がける。良いも悪いも端的に捉えず、その背景を理解するようにする。そんな塾長の意を理解して、塾の職員さんも塾生さんに心から向き合うことを大切にしています。
物事の理解の仕方は、3つのタイプに分かれ、知性で理解するタイプ、感性で理解するタイプ、体感で理解するタイプがあり、教える側も元々どれかに属しているが、元々のタイプのままの教え方をすると、3分の1のタイプの理解しか引き出せないことになってしまうと町田さん。町田さん自身も塾生さんを導くために、全タイプの理解を引き出すための訓練をしたそうです。今ではタイプ別のやりとりが楽しいとおっしゃいます。
とはいえ、おとな同士でも大変なのに、塾生さん一人ひとりと向き合うことはかなり大変なのでは?
「縁があったことを全力で楽しむ。特に負担には感じていないし、一つひとつに自分の意識を持ちながら、自分が楽しくなれるよう生きているだけですよ。子どもたちにも、意識を持ちながら考えながら生きて欲しい。」と町田さんは謙遜しますが、その後ろ姿が子どもたちの見本であり、憧れであり、教育的であることに町田さんは気づいているでしょうか。
遠慮のない塾生さんとのやりとりを話す町田さんは、実に楽しそうで、幸せそうで、先述の言葉が本当のことなんだなと感じました。こういう塾もあるんだと、目からウロコでした。
こども劇場を退会する理由で多いのは、「塾で忙しくなったから」です。潮江アカデミーなら、小学生は病欠・行事の場合の学習日振替可、中高生は自由
登塾なので、こども劇場だけでなく、いろんなこととの両立が可能ですよ !
塾生に寄り添う
この広いお背中が
町田先生
【取材ウラ話】
取材時間30~40分のお約束が、話が弾んで何と2時間半!ロングインタビューになりましたが、町田先生と向き合っていると自分自身に向き合っているような気さえする、人間の内面に関する深いやりとりが繰り広げられました。記事にできなくて残念!
対談後は心が清々しく軽くなり、卒塾後も町田先生と話をしに来る生徒さんがいらっしゃるのもうなづけます。
《現在は協賛広告はいただいていません。これまでご協賛いただき、本当にありがとうございました!》