新型コロナウイルス対策について

2020年2月26日(水)、前日に発表された政府の『新型コロナウイルス感染症対策の基本方針』を受けて、急きょ理事を参集し、小児科医 武市知己先生による勉強会を行ないました。

四国内では、集団感染が確認されたクルーズ船の乗客であった徳島県の方に感染が確認されたのみではありますが、来たるべきときに備えての知識と行動方針を得る、大変重要な機会となりました。

残念ながらその後、2月28日の高知県知事による県内の小中学校、高校や特別支援学校の休校方針を受け、その真意を真摯に汲み取り、3月4日・5日の低学年例会『かあちやん取扱説明書』、3月8日の幼児例会『ちいちいにんにん』の舞台鑑賞会は、やむを得ず中止することになりました。
(3月26日の高学年例会『キッドナップ・ツアー』は状況を見ながら別途判断予定)

ずっと前から準備をし、みんなが待ちに待った舞台鑑賞会を何とか実施したいと、具体的な対策など武市先生のアドバイスも受けながら話し合い、以下の行動方針も立てていました。

●公演実施方針
「ウイルスを持ち込ませない」「感染を防ぐ」、この2大方針に基づき以下の行動を徹底。
①事前に参加者への注意喚起のお知らせ
②マスク着用での入場の励行
③発熱のある参加予定者の欠席の励行
④入場後、参加者全員にスタッフ指導による正しい手洗い実施
⑤スタッフ・例会当番など多くの人と接触機会を持つ者は②③④に加えて随時アルコール消毒を実施
⑥必要が生じれば随時対応を検討・実施
※マスクのつけ方、手洗いの仕方、アルコール消毒の仕方は、武市先生より受けた指導に従う。
当会が不特定多数ではなく、会員制という性質上、上記の対策の徹底が可能であると考えており、お互いを守り、協力しあって実施に向かう。

今回は中止となり、その実施は成りませんでしたが、民間での国際交流機会が急増している昨今において、このような危機は珍しいものではなくなり、常に私たちはそれに備えていなくてはならなくなるはずです。
今回得た知識、打ち立てた行動方針は、必ずやこの先に役立つこととなるでしょう。

巷では様々な情報、憶測があふれています。
自分以外の人間を排除してしまえば感染の可能性はなくなるでしょう。
しかし、人は人と触れあわずして生きていくのは難しいです。
武市先生はウイルスを完全に抑え込むことは、天災を防ぐぐらい難しいことだとおっしゃっていました。
それならば、決して開き直るのではなく、状況に応じて正しい知識を用いて行動し、周りに振り回されず自分らしく生きることに留意した方が精神的にも健康ではないでしょうか。

最後になりましたが、『ひとりひとりが最善を尽くして楽しく過ごす』…武市先生の勉強会のテーマでした。
今回、当会としては舞台鑑賞会の中止を選択しましたが、これからもそのテーマは私たちができる大切なことに変わりありません。
武市先生、ありがとうございました。

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