子どもとおとなが一緒に年4回、生の舞台(演劇・音楽・人形劇など)を楽しみます。
定期的・継続的に観るので、舞台鑑賞(定)例会と言います。
2022年5月18日(水)19:00開演、 高知県立県民文化ホール第6多目的室 にて、
《幼児例会》人形劇団むすび座『 どんどこももんちゃん/カミナリカレー 』 が上演されました。
始まる前から、かっきーとちかちゃん(人形劇団むすび座のお2人)の姿が!
もう既にむすび座ワールドがじんわりと広まっていました。
ちかちゃん かっきー
開演に先立ち、子どもたちから、諸注意あいさつがありました。とても人気のある例会当番です。
例会当番・諸注意あいさつ
「どんどこももんちゃん」
絵本で有名な「どんどこももんちゃん」を人形劇化!
2人が2つずつベルを持って交互に鳴らしながらステキなメロディとなってはじまり?
箱が出てきたらもう釘付け!
「箱が勝手に動くよ」 「えっ」 「あっ」 「ほら」
ももんちゃんが出てくるまでのワクワクドキドキ、ももんちゃんが動くたびに笑い声が起こり途切れませんでした。
トコトコドタッと転びながら、たくましく歩くももんちゃん。
ちょうちょ、かえる、シャクトリムシを見つけてつかまえようと悪戦苦闘する姿も微笑ましく、大きなくまにも怯むことなく立ち向かうももんちゃん。ハラハラしながら ”ももんちゃんガンバレ‼︎” と声をかけたくなりました。
場面展開の中で実はかっきーとちかちゃんが、ももんちゃん役を交互にしていたのです。2人の声は明らかに同じではないけれど全然違和感がありませんでした。
小さいけれどパワー全開なももんちゃんが、まっしぐらに進む先に待っていたのは、大好きなお母さんでした!
「カミナリカレー」
脚本/和田周子(ちかちゃん作オリジナル作品です)
一人暮らしのおじいさんの家にカミナリ坊やのゴロちゃんが落ちてきました。
稲光のピカッ、ゴロゴロ派手な登場にびっくり!
やんちゃなゴロちゃんの質問でたじたじのおじいさんとのやりとりに笑いがもれていました。
「じいちゃん、あれなあに」 「蓄音機」 「この中に絶対誰かいるよね」
と、中を覗くシーンではゴロちゃんと同じ気持ちで覗いたつもりになったのでは?
やんちゃなゴロちゃんに振り回されて、おじいさんはイライラ、プンプン。
でも、ちょっとだけ楽しくも思えてきます。
「世界一のカレーだよ」
初めてカレーを食べたゴロちゃんは、「辛いよー」思わず稲光をピカピカー!
「おじいさんの宝物が大変なことになっちゃった‼︎」 「わしの蓄音機を壊しちまった」
「俺悪くないよ。わざとじゃないもん」 「じいさん、世話になったなー」 と、帰って行くゴロちゃん。
会場から「ぶっ壊したままかい」(思わず)「おもしろいね、じいちゃん」(振り向いてお母さんに)と、やりとりが聞こえてきます。
ゴロちゃんがいなくなって、しょんぼりしていたおじいさんが、畑でにんじんを見つけて、
「そうだ、カレーだ」と、元気を取り戻します。
「おーいぼうず、うまいカレーができたぞー」ゴロちゃんを呼ぼうと、おじいさんが蓄音機になって歌いました。
また会うことができた2人の喜びが伝わるラストでした。
カミナリカレー美味しそうでしたよ。
2作品終了後、かっきーとちかちゃん、ゴロちゃん、ももんちゃんたちと一緒の写真撮影OKで、嬉しいおまけつきでした。
みやこ
色紙をいただきました。