日 時:2022年10月9日(日) 13時30分~15時
場 所:高知県立県民文化ホール 第5多目的室
参加者:15名(うち2名は中学3年生)
お昼を挟んで午後は座談会です。
まずはおとな向けの選曲で『リンゴ追分』の演奏から始まりました。
お話の内容は多岐にわたりました。
学校があまり得意でなかったご自身の生い立ちや音楽との付き合い方、キーボード奏者だった前職を離れて「ピアニカの魔術師」になった経緯、そして音楽やピアニカに関わる熱い思いを語ってくださいました。
ミッチュリーさんの今を作り上げた要素として忘れてはならないのが数々の外国での経験です。
そこでたくさんの人・たくさんの音楽に出会い、現地の宗教や生活習慣を知ったことで日本を再認識することも多かったようです。
ご自身の中学時代、ギターの指使いを一日ひとつずつ覚えていったように、一歩一歩近づいていくしかないという『夢』に対する考え方も語ってくれました。
ギターが弾けることで友人関係が円滑になったこと・音楽に向かう姿を見て、母親が黙って見守ってくれるようになったこと。
音楽にまつわるいくつもの経験が今を作り上げています。
また、この3年近くにわたり世界中を変えてしまった「コロナ禍」についても思いを伝えてくれました。公演やフェスが中止になったこともあったが、その中で劇場の例会はできる形を模索しながら実施していたことに力をもらったと話してくれたのはとてもうれしいことでした。
大切なのは知識を得てそこから判断すること。できないではなくやり方を探し工夫することだ、よいやり方や情報を共有して広げていきたいと話されました。
十分な体験のないまま進路選択を迫られつつある高3を心配しており、学校公演の際にお話をされることもあるそうです。
学校での音楽の時間が苦痛になっている子が増えているという現状を知り「ピアニカで音楽のちから・音楽の魅力を伝えたい」という思いで、活動を続けているミッチュリーさんのお話は実に魅力的で、あっという間に時間が過ぎました。
「この人の話をもっと聞きたい!」「この人の音楽をもっと聴きたい!」「12月の例会が楽しみでたまらない!」・・・
また、熱烈なファンを増やしてしまったようです。
(うさぶー)
(写真を撮るときだけマスクを外しました)