「みんなぁ育ち合おう部」 座談会part7 テーマ『多様性』

『みんなぁ育ち合おう部』~座談会part7

テーマ 『多様性』
2023年 1月27日(金)13:30~15:30 事務所&Zoom
参加者5名

『多様性』と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
金子みすゞは「みんなちがってみんないい」といいました。100年以上前に生まれた彼女がそんなことを考えていたのに、今の世の中、人と違うとか変わっているということが、居心地を悪くすることもあります。
社会は個の集まり・個性の集まりです。自分と他者との違いに戸惑ったり対応したりは日常茶飯事だと思います。それぞれの思いや経験を語り合いました。

多様性と聞いてジェンダーが一番に浮かぶという意見がありました。同性を好きになることもあるでしょうし、そもそも自身の性別がはっきりしない人もいます。
地域の行事で子ども達全員同じ事をさせようという考え方に驚いたこと、最近ではコロナに対する考え方にも多様性を感じたという声もありました。

子どものころは自分の身近なほんの少ししか知らず、2~3人の意見を『みんなが言っている』と、表現したことがありました。
大きくなるにつれて世界がひろがり、いろいろなことが見えるようになります。
いろいろな人・いろいろな考えに出会うことで自分と人の違いを知り、いろいろな体験ができます。
じぶんと違う意見にどう折り合いをつけるか?そこでたくさんのことを学びます。

合わない人とは関わらないようにするという人がいます。どんどん質問して何故そう思うのか?何故そうするのか?を知りたいという考えもあります。自分に影響がなければ容認できるという意見もありました。…これらもまた多様性ということになるでしょう。

考え方が違ってあたりまえのいろいろな人がいるところ(社会・学校・地域など)で同じような考えを見つけた喜び。同じような考え方で集まった集団(団体・グループ・劇場もそう…)で意見が分かれる衝撃。どちらも興味深いところです。

『多様性』とは、ある集団の中に異なる特徴・特性を持つ人がともに存在することで最近ではダイバーシティという言い方も耳にします。マジョリティ(多数派)・マイノリティ(少数派)…これらは決して対立するものではないし、どちらかが正しくてどちらかが間違っているというものでもありません。

たくさんの人と関わりいろいろな話を聞くということを、これからもこの会で続けていきたい。
そして多様性にも柔軟に対応できるようになりたい。話す場のある幸せ・話す人のいる幸せを再確認しました。人とのつながりを大切にし、『お互いを認め合える』のは本当に素晴らしい!
これがみんなぁ育ち合おう部の座談会です。 

(うさぶー)

『みんなぁ育ち合おう部』とは

高知市こども劇場には、年間をつうじて、こども劇場の活動を専門的に考え、支えていく「専門部」があります。部員は会員で構成され、それぞれが得意なことを生かしたり、アイデアを持ち寄りながら、より良い活動をつくっています。
『みんなぁ育ち合おう部』はその専門部の一つで、子どもとおとなが豊かに育ち合える地域社会づくりを念頭に置き、コミュニケーションを大切に様々な交流や学習をしています。
活動のキーワードは「つながる」「あんしん」「育ち合う」です。

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