高知市こども劇場の舞台鑑賞例会は年4回幼児・低学年、高学年合わせて8作品。
誰がどうやって決めているかご存知ですか?!
その裏舞台には汗と涙の物語がいっぱい。
~2017年度作品決定の流れ~
①まず、500以上の作品が掲載されたパンフレットが届く。(6月ごろ、子ども劇場舞台芸術企画行委員会より)
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②情報収集
子どもの舞台研究部員・理事・運営委員が中心となって
・劇団や他のこども劇場から作品内容や評判などを聞く機会に足を運ぶ
・全国各地で開催されるフェスティバルに参加した人の意見を聞く
などして、実際の劇団や舞台に直にふれ、選考の参考にする。
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③事前選考
6、7、9月の3回にわたって話し合いが行われる。(会員なら誰でも参加可能)
県内や中四国のこども劇場との連携をとることで交通費の節約、(公演回数を上げることで)舞台の質を向上がはかれることも考慮しながら十数作品までに絞る。
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④絞った作品リストでパンフレットを作成し、会員全世帯(4歳以上一人に1枚)にアンケートを配布してその中から4作品を選んで投票してもらう。
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⑤その結果をふまえて鑑賞作品の組み合わせを数パターン作成する。
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⑥そして最終的には会員の話し合いと投票によって決められている。
その大イベントが毎年10月に行われる「例会企画会議」。(この会議には正会員と小学4年以上の子ども会員なら誰でも参加できる。)
泣いても笑ってもこの会議で次の年の作品が決められるのです。
この会議は笑いの中にも真面目さあり、毎回とても白熱した会議になります。
今回の会も、途中までスムーズに決定していたと思ったら、やはり最後の最後で「これはどうしても譲りたくない!」という気持ちがぶつかり合ってしばらく話し合いが続きました。
どうなることやらヒヤヒヤしましたが、最後はみんな文句なしの多数決にて無事に(?)決定をしました。
思いがかなわなかった方々もこうして思う存分意見をぶつけることができ、ある程度は納得ができたと思います。悔いは残るけど来年の企画会議でまた再チャレンジするぞ!と次の年のことまで考えている方もいらっしゃいました。
~2016年10月15日に行われた例会企画会議の様子~
会議の後は、土佐チルによる朗読の出し物と美味しいスイーツタイムで交流をはかりました。
こんな楽しい企画会議。次回はもっとたくさんの会員さんに参加して欲しいです。
今から来年度の作品が楽しみでなりません。
サッキィ